ご婚約、誠におめでとうございます!
大好きな人から贈られた、きらきらと輝く婚約指輪。本当に嬉しいですよね。「早くみんなに見せたいな」「明日から会社につけていきたいな」…そんな風に心が弾むのは、ごく自然なことです。
でもその一方で、「プロポーズされたばかりで、会社にはまだ報告していないけど…いきなり指輪をつけていったら、マナー違反かな?」「職場の先輩、特に独身の人から何か思われたらどうしよう…」「浮かれているって思われて、仕事での評価が下がったら怖いな」といった不安が、ふと心をよぎるのではないでしょうか。
そのお気持ち、とてもよく分かります。幸せな気持ちと、社会人としての立場との間で、どうすればいいか悩んでしまいますよね。
でも、大丈夫ですよ。ご安心ください。
この記事では、あなたが職場で波風を立てることなく、心から安心して婚約指輪を楽しめるように、具体的なタイミングやマナー、そして人間関係を円滑にするための秘訣を、ステップ・バイ・ステップで徹底的に解説します。
正しい順序とちょっとした配慮さえ知っておけば、誰からも祝福されながら、仕事中も幸せな気持ちで過ごすことができます。さあ、一緒にその方法を見ていきましょう!
【結論】会社で婚約指輪をつけ始めるのは「上司への報告後」が基本

さっそく結論からお伝えしますね。
会社で婚約指輪をつけ始めるベストなタイミングは、「直属の上司への結婚報告が済んだ後」です。これが、社会人としてのマナーであり、最もトラブルが少ない安全な方法と言えます。
「え、そんなに待たなきゃいけないの?」と感じるかもしれませんが、これにはちゃんとした理由があるのです。詳しく見ていきましょう。
なぜ「プロポーズ翌日」はNG?社会人のマナーとしての順序
嬉しい気持ちのまま、プロポーズされた翌日からすぐにつけていきたい!その気持ちは痛いほどわかります。ですが、ここはぐっとこらえましょう。
なぜなら、会社は仕事をする場所であり、そこには報告の「順序」という大切なルールが存在するからです。結婚というプライベートな重要事項は、あなた自身の口から、しかるべき順番で報告するのが社会人のマナーです。
もし報告よりも先に指輪が同僚や上司の目に留まってしまうと、「あれ?〇〇さん、指輪してる…」「結婚するのかな?」「本人から何も聞いてないけど…」と、要らぬ憶測や噂が広まる原因になってしまいます。これは、あなたにとっても会社にとっても良いことではありません。
報告前に指輪が目立つと「非常識な人」と思われるリスク
特に注意したいのが、上司からの見え方です。
上司は、部下のプライベートな変化が業務にどう影響するか(例えば、結婚に伴う手続きや今後のキャリアプランなど)を把握しておく必要があります。
それなのに、報告がないまま左手の薬指に指輪が光っていたらどうでしょう。「報告・連絡・相談ができない人なのかな」「順序を考えられない、少し非常識な人かもしれない」というネガティブなレッテルを貼られてしまう可能性があります。
一度失ってしまった「仕事人としての信頼」を取り戻すのは、とても大変です。だからこそ、幸せな報告で評価を下げてしまわないように、「報告が先、指輪は後」という順番をしっかり守ることが、あなた自身を守ることにつながるのです。
【タイミング別】メリット・デメリット比較表
婚約指輪を会社でいつからつけるか、考えられるタイミングごとにメリットとデメリットを比較してみましょう。こうして見ると、「上司への報告後」が最もバランスが良いことが分かります。
| 着用開始タイミング | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| プロポーズ翌日 | ・嬉しい気持ちのまま着用できる ・すぐに幸せをアピールできる | ・マナー違反・非常識と思われるリスクが最も高い ・噂が先行し、人間関係が悪化する可能性がある |
| 両家への挨拶後 | ・結婚の意思が固まった段階でつけられる | ・会社への報告がまだなら、プロポーズ翌日と同様のリスクがある ・「なぜ先に教えてくれなかったの?」と不信感を与える可能性がある |
| 上司への報告後 | ・マナー違反にならず、最もスムーズ ・周囲から祝福されやすい ・安心して堂々と着用できる | ・報告のタイミングを調整する必要がある |
| 両家顔合わせ後 | ・結婚が公になった段階でつけられる安心感がある | ・上司への報告が済んでいれば問題ないが、タイミングが遅くなりがち |
| 入籍後 | ・結婚指輪と重ね付けできる ・誰からも文句を言われない | ・婚約期間中に楽しむ機会を逃してしまう |
こうして見ると、やはり「上司への報告後」が、会社で婚約指輪をつけ始めるタイミングとして、あらゆる面で最適解であることがわかりますね。
【フローチャート】報告から着用開始までの理想的なスケジュール
では、具体的にどのような流れで進めれば良いのでしょうか。理想的なスケジュールをフローチャートにまとめました。この通りに進めれば、まず失敗することはありません。
- Step1:プロポーズを受ける
まずは二人で幸せをかみしめましょう!指輪は休日やプライベートで楽しんで。 - Step2:上司に報告のアポイントを取る
「少しお時間をいただきたいのですが」と、業務時間外に時間を設定してもらうのがマナーです。 - Step3:上司へ結婚を報告する
今後の働き方なども含めて相談します。この時に「指輪をつけても良いか」を相談できるとベストです。(詳しくは3章で解説します) - Step4:同僚や先輩に報告する
上司の許可を得てから、関係の近い人たちに報告します。朝礼やランチタイムなどがおすすめです。 - Step5:着用スタート!
これで準備は万端!堂々と会社に婚約指輪をつけていくことができます。
一番大切なのは「報告の順番」です。幸せな報告で、あなたの評価を下げないようにしましょう。
会社での人間関係を大切にする人ほど、報告の順序をとても気にしています。焦る気持ちを少しだけ抑えて、丁寧なステップを踏むことが、結果的に円満な職場ライフと、心からの祝福につながりますよ。
自分の職場は大丈夫?職種と社風で見る「着用OKライン」の判断基準

「上司への報告が済めば、どんな職場でも婚約指輪をつけてOK!」…と言いたいところですが、実はそうではありません。あなたの「職種」や「会社の雰囲気(社風)」によっては、着用を控えた方が良いケースもあるのです。
ここでは、会社で婚約指輪をいつからつけるかを判断するための、具体的な「OKライン」を見ていきましょう。
【職種別OK/NG早見表】あなたの仕事で婚約指輪はいつからつけられる?
まず、職種によって指輪の着用ルールは大きく異なります。特に、安全面や衛生面が厳しく問われる職種では、結婚指輪を含め、アクセサリー全般が禁止されていることがほとんどです。あなたの職種はどこに当てはまるか、チェックしてみてください。
| 判断 | 職種の例 | 理由・注意点 |
|---|---|---|
| 原則NG | ・医療従事者(医師、看護師、薬剤師など) ・介護職、保育士 ・飲食店の調理・ホールスタッフ ・食品工場、精密機械工場などの作業員 | ・衛生上の問題(菌の付着、異物混入) ・安全上の問題(患者や子ども、機械に傷をつけるリスク) ・会社の規定で明確に禁止されていることが多い |
| 注意が必要 | ・営業職、受付、販売員など ・公務員、教師 ・金融機関の窓口担当 | ・顧客や外部の人に与える印象が重要になる ・派手すぎるデザインは「浮ついている」と見られる可能性 ・会社のドレスコードや暗黙のルールを確認する必要がある |
| 比較的OK | ・一般事務、経理などの内勤オフィスワーク ・ITエンジニア、Webデザイナー ・アパレル、広告など比較的自由な社風の会社 | ・個人の裁量に任されていることが多い ・ただし、職場の雰囲気に合わせる配慮は必要 ・派手なデザインは避けた方が無難 |
医療・介護・飲食・製造業が「指輪NG」とされる安全・衛生上の理由
上の表で「原則NG」とされた職種について、もう少し詳しく理由を見てみましょう。これは単なるマナーではなく、明確なリスクを避けるためのルールです。
- 衛生面のリスク:指輪と指の間は雑菌が繁殖しやすく、手洗いをしても完全に清潔に保つのは困難です。医療現場や食品を扱う職場では、これが院内感染や食中毒の原因になりかねません。
- 安全面のリスク:
- 患者さんの肌を傷つける(介護・医療)
- 子どもの顔や体に当たって怪我をさせる(保育)
- 機械に指輪が巻き込まれて大事故につながる(製造業)
- 指輪の宝石が外れて製品に混入する(食品・精密機械)
これらの職種の方は、たとえ上司の許可が出たとしても、業務中の着用は絶対に避けるべきです。通勤中だけ楽しむなど、オンとオフをきっぱり分けることを考えましょう。
事務職やオフィスワークでも注意したいポイント
「私の仕事は事務だから大丈夫!」と安心したあなた。確かにデスクワーク中心であれば、指輪の着用が問題になることは少ないでしょう。
しかし、ここにも落とし穴があります。例えば、
- 電話対応や来客対応が多い
- 重い書類や機材を運ぶことがある
- 職場の風紀に厳しい雰囲気がある
といった場合は注意が必要です。たとえ事務職であっても、お客様からは「会社の顔」として見られます。あまりに華美な指輪は、会社の品位を損なうと判断される可能性もゼロではありません。
まずは、あなたの会社の「当たり前」をよく観察することが大切です。
【社風チェックリスト】あなたの会社の「指輪OK度」をセルフ診断
就業規則に「アクセサリーの規定」が明記されていない場合、判断は「社風」に委ねられます。以下のリストで、あなたの会社の雰囲気を客観的にチェックしてみましょう。
【婚約指輪OK度チェックリスト】
□ 既婚の女性社員で、結婚指輪以外の指輪をしている人がいる
□ 普段からネイルや少し華やかなアクセサリーが許されている
□ オフィスカジュアルの自由度が高い(デニムやスニーカーOKなど)
□ 20代〜30代の女性社員が多く、活気がある
□ 上司や先輩がプライベートな話にも比較的オープン
□ 産休・育休の取得実績が豊富で、女性のライフイベントに理解がある
【診断結果】
- 4個以上チェックがついた場合:婚約指輪の着用に比較的寛容な社風と言えます。マナーを守れば、問題なく受け入れられる可能性が高いでしょう。
- 2〜3個の場合:少し慎重になった方が良いかもしれません。デザインを控えめなものにするか、着用する場面を選ぶなどの配慮が必要です。
- 1個以下の場合:かなり保守的な社風の可能性があります。婚約指輪の着用は、TPOをかなり意識するか、プライベートのみで楽しむのが賢明かもしれません。
ただし、近年は企業文化も多様化しており、特に外資系企業やIT系のスタートアップなどでは、個人の自由を尊重する風潮が強い場合もあります。最終的には、先輩社員の様子をよく観察し、ご自身の職場の空気に合わせることが最も大切です。
このチェックリストはあくまで目安ですが、客観的に職場を見つめ直す良いきっかけになりますよ。
誰からも悪く思われない!完璧な「報告手順」と「初日の振る舞い」

さあ、いよいよ会社で婚約指輪デビューです!
職場の人間関係をこじらせず、みんなから気持ちよく「おめでとう!」と言ってもらうためには、報告の順番と伝え方が非常に重要になります。
ここでは、誰からも悪く思われないための完璧な手順と、指輪をつけていく初日のスマートな振る舞いについて解説します。
報告の順番は「直属の上司」→「先輩・同僚」が基本ルール
これは社会人としての大原則です。
仲の良い同僚に真っ先に話したい気持ちは分かりますが、必ず「①直属の上司 → ②部署の先輩や同僚」の順番を守ってください。
もし、上司があなたの結婚を同僚からの噂話で知ってしまったら、管理責任者としての面目を潰されたと感じ、良い気はしないでしょう。これは、仕事の報告で「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」ができていないのと同じことです。
報告の順番を守るだけで、「この人は礼儀をわきまえた、しっかりした人だ」という印象を与えることができます。簡単なようで、実はとても大切なポイントなのです。
【例文あり】上司への報告で使える!確認フレーズと伝え方のコツ
上司への報告は、誰にも聞かれない会議室などで、業務時間外に時間を取ってもらうのがマナーです。そして、結婚の報告と合わせて、婚約指輪の相談もしてしまいましょう。
ここでのポイントは、「許可を求める」という謙虚な姿勢を見せることです。
「〇〇部長、お忙しいところ恐れ入ります。ただ今、少しだけお時間をいただけますでしょうか。
(場所を移してから)
私事で大変恐縮なのですが、この度、婚約いたしました。結婚後も、仕事はこれまで通り精一杯がんばりたいと思っておりますので、今後ともご指導のほど、よろしくお願いいたします。
つきましては、ご相談がございまして…婚約指輪をいただいたのですが、職場で着用させていただいても問題ないでしょうか?」
このように、まずは結婚後も仕事への意欲が変わらないことを伝え、その上で「着用しても良いでしょうか?」とお伺いを立てるのがベストです。ほとんどの上司は「おめでとう!もちろんいいよ」と言ってくれるはずです。
| OK例(好印象) | NG例(悪印象) | |
|---|---|---|
| タイミング | 終業後など、業務時間外にアポを取る | 廊下や給湯室で立ち話のついでに報告する |
| 伝え方 | 結婚後も仕事への意欲があることを伝える | 結婚の報告だけで、今後の話は何もしない |
| 指輪の相談 | 「着用しても差し支えないでしょうか?」と相談・確認する | 「明日から指輪つけてきますので」と事後報告する |
同僚への報告はランチタイムがおすすめ!さらっと伝えるテクニック
上司への報告が済んだら、次は同僚です。
業務中に一人ひとりに伝えて回るのは、仕事の邪魔にもなりますし、大げさに見えてしまうことも。おすすめは、ランチタイムなどリラックスした雰囲気の時に、自分からさらっと切り出す方法です。
「実は、結婚することになったんだ!」「今度、結婚するの」と、明るく簡潔に伝えましょう。あまり深刻にならず、ハッピーなニュースとして話すのがポイントです。
特に仲の良いグループ以外には、朝礼などの場で「私事ですが、この度結婚することになりました。今後ともよろしくお願いします」と全体に報告する形でも良いでしょう。
指輪をつけていく初日に意識したい3つのこと
いよいよ、婚約指輪をつけて会社へ行く初日。少しドキドキしますよね。この日を最高のスタートにするために、以下の3つを意識してみてください。
- 聞かれる前に自分から言う
席に着いて周りの人が集まってきたら、「昨日、上司にも報告させていただいたのですが、結婚することになりました。それで、今日から指輪をつけてきました」と、自分から言ってしまうのが一番スムーズです。これにより、周りも「あ、そうなんだ!おめでとう!」と声をかけやすくなります。 - いつも以上に仕事に集中する
指輪が気になって、何度も手元を見てしまったり、うっとり眺めたりするのはNGです。「浮かれている」と思われないよう、その日はいつも以上に仕事に集中する姿を見せましょう。「プライベートは充実させつつ、仕事もきっちりやる人だ」という信頼につながります。 - 感謝の気持ちを忘れない
「おめでとう」と言われたら、必ず「ありがとうございます!」と笑顔で返しましょう。祝福してくれる同僚への感謝の気持ちを持つことが、良好な人間関係を築く上で何よりも大切です。
少しの気遣いで、あなたの印象はぐっと良くなります。ぜひ実践してみてくださいね。
人間関係で波風を立てない!職場で浮かないための3つの配慮

無事に婚約指輪デビューを果たせても、次に気になるのが周囲、特に先輩女性や独身の同僚からの視線ではないでしょうか。「自慢してると思われたらどうしよう」「嫉妬されたら怖いな…」そんな不安を解消するための、賢い配慮を3つご紹介します。
これをマスターすれば、あなたの職場での人間関係は、より円滑になるはずです。
自分からは絶対に話題にしない・見せびらかさない
これが最も重要な心構えです。
あなたはただ指輪をつけているだけ。決して、自分から「この指輪ね、〇〇っていうブランドで…」「彼がサプライズで…」などと話題を切り出さないようにしましょう。
また、無意識にやってしまいがちなのが「見せびらかす」行為です。
- 髪をかき上げる時に、わざと指輪が見える方の手を使う
- PC作業中に、不自然に指輪のついた左手を頬につく
- ことあるごとに指輪を触ったり、くるくる回したりする
これらは、たとえ無意識でも、周りからは「アピールしてる」と見られてしまう可能性があります。指輪の存在を忘れるくらい、自然に振る舞うのが一番です。あくまで「聞かれたら答える」というスタンスを貫きましょう。
【ケース別】値段やブランドを聞かれた時の角が立たない「謙虚な返し方」
職場では、興味本位で「その指輪、どこのブランド?」「すごーい!いくらしたの?」といった、少し答えにくい質問をされることもあります。そんな時も、慌てずにスマートに返せるように準備しておくと安心です。
ポイントは、「正直に答えすぎず、謙虚にかわす」ことです。
| 質問 | NGな返し方 | おすすめの返し方 |
|---|---|---|
| 「どこのブランド?」 | 「ティファニーです!(嬉々として)」 →自慢と取られる可能性 | 「ブランドには詳しくなくて…でも、彼が一生懸命選んでくれたみたいです(照)」 →ブランドではなく「彼の気持ち」に焦点をずらす |
| 「ダイヤ大きいね!何カラット?」 | 「〇カラットです!」 →具体的な数字は生々しい印象を与える | 「そんなに大きくないですよ~!でも、キラキラしてて嬉しいです」 →謙遜しつつ、嬉しい気持ちは素直に伝える |
| 「高かったでしょ?いくらしたの?」 | 「〇〇万円くらい…かな」 →値段の話は絶対に避けるべき | 「とんでもないです!分相応なものですよ(笑)気持ちが嬉しいです」 →笑顔ではぐらかし、値段の話題を打ち切る |
どんな質問に対しても、「彼の気持ちが嬉しい」「大切にしたい」という姿勢で答えるのが、誰からも反感を買わないコツです。値段やブランドといった物質的な価値ではなく、そこにあるストーリーや想いを語るようにしましょう。
業務中にサッと外すのが「デキる社員」のTPO
職種的に着用OKな職場であっても、一日中つけっぱなしで良いわけではありません。「この人はTPOをわきまえているな」と思われるためには、「外すべきシーン」を心得ておくことが大切です。
例えば、以下のような場面では、指輪をそっと外す配慮ができると素敵です。
- お客様へお茶を出す時:手元に視線が集中するため、外すのが無難です。
- 重い荷物を運ぶ・力仕事をする時:指輪を傷つけたり、相手の荷物を傷つけたりするのを防ぎます。
- 取引先への謝罪に伺う時:きらびやかな指輪は謝罪の場にふさわしくありません。
- お葬式や法事など弔事の時:結婚指輪を含め、光るアクセサリーは全て外すのがマナーです。
- 重要な会議やプレゼンの時:聞き手の注意を散らさないため、特にデザインが華やかな場合は外した方が良いでしょう。
このように、状況に応じてサッと外せる人は、「仕事への真摯な姿勢」と「周囲への気配り」ができる「デキる社員」という印象を与えます。婚約指輪は、あなたの評価を上げるための小道具にもなりうるのです。
「すごい指輪だね」と褒められた(冷やかされた)時のスマートな返答
「すごい指輪だね!」という言葉は、純粋な称賛の時もあれば、少しだけ嫉妬や皮肉が混じった「冷やかし」のニュアンスを含むこともあります。どちらの意図か判断が難しい場合でも、最高の笑顔でこう返しておけば間違いありません。
「ありがとうございます!なんだか照れちゃいますね」
この返答のポイントは、
- まず感謝を伝える(「ありがとう」)
- 指輪そのものではなく、褒められたこと自体への感情を述べる(「照れる」)
という2点です。これにより、相手の言葉をポジティブに受け止めつつ、指輪のスペック(値段や大きさ)に関する話題に発展させない効果があります。「彼が頑張ってくれて〜」などと続けると自慢に聞こえかねませんが、「照れる」という自分の感情で締めくくれば、嫌味なく会話を終えることができます。
デスクワークでも要注意!仕事中の指輪の扱いと保管マナー

「私の職場はデスクワークだし、TPOも問題ないから安心!」と思っているあなた。実は、オフィスの中にも婚約指輪にとっての危険はたくさん潜んでいます。大切な指輪を傷つけたり、失くしてしまったりしないための注意点と保管マナーを学びましょう。
コピー機や重いファイルは天敵!ダイヤを傷つけない手の使い方
ダイヤモンドは「地球上で最も硬い鉱物」ですが、ある一定の方向からの衝撃には弱い「劈開(へきかい)」という性質を持っています。つまり、硬いものに強く打ち付けると、欠けたり割れたりする可能性があるのです。
特にオフィスでは、以下のような作業の際に注意が必要です。
- コピー機の蓋の開け閉め
- キャビネットや引き出しの開閉
- 重いファイルや段ボールを持つ時
- ドアノブや手すりに手をかける時
指輪に衝撃が加わりそうな場面では、指輪をしていない方の手を使ったり、手のひら側で物を持つように意識したりするだけで、リスクをぐっと減らすことができます。少しの意識で、大切な指輪を守ってあげましょう。
外した指輪を机に置くのはNG!必ず「持ち運び用リングケース」へ
前章で「業務中にサッと外す」のがデキる社員のTPOだとお伝えしましたが、その外した指輪の置き場所が問題です。
ポケットにそのまま入れたり、デスクの上に無造作に置いたりするのは絶対にやめましょう。書類に紛れて捨ててしまったり、何かの拍子に床に落ちてしまったりと、紛失の最大の原因になります。想像しただけでもゾッとしますよね。
そこでおすすめなのが、「持ち運び用のリングケース(またはリングホルダー、アクセサリーポーチ)」を一つ、会社のデスクの引き出しに常備しておくことです。外す際は必ずそのケースに入れる、というルールを自分の中で徹底しましょう。数百円から千円程度で、おしゃれで可愛いものもたくさんありますよ。
指輪の定位置は「指の上」か「ケースの中」だけ。それ以外はNGと心得て。
「外してちょっと置いておいたら失くした」という声がよく聞かれます。大切な指輪を守るためにも、必ず専用の保管場所を用意してください。それが、贈ってくれた彼への誠意にも繋がりますよ。
「常時着用」と「限定着用」のメリット・デメリット比較
会社での婚約指輪の楽しみ方には、大きく分けて2つのスタイルがあります。あなたのライフスタイルや職場の環境に合わせて、どちらが合っているか考えてみましょう。
| スタイル | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 常時着用スタイル | ・常に指輪を身に着けていられる幸福感 ・つけ外しの手間がない | ・傷や汚れ、紛失のリスクが高まる ・周囲への配慮が常に必要になる |
| 限定着用スタイル (通勤中のみ、休日のみなど) | ・傷や紛失のリスクを最小限にできる ・TPOを気にするストレスがない ・指輪が「特別なもの」であり続ける | ・つけ外しが少し面倒 ・会社で着用できない寂しさがある |
通勤中だけつける「限定着用」という賢い選択肢
「職種的にNGだけど、やっぱり少しでもつけていたい…」「職場の人間関係が気になって、常時着用は気が引ける…」
そんなあなたには、通勤中やアフターファイブだけ楽しむ「限定着用」というスタイルがおすすめです。
これは、実は多くの働く女性が実践している、とても賢い方法です。会社に着いたらデスクでそっと外し、専用ケースにしまう。そして、退社する時にまたつける。こうすることで、
- 安全性:業務中の破損や紛失のリスクがゼロになる。
- 人間関係:職場での角が立たない。
- 幸福感:オンとオフの切り替えになり、プライベートの時間に指輪を見る喜びが増す。
という、全ての悩みを解決できる可能性があります。「会社につけていく」ことに固執せず、あなたにとって一番心地よい付き合い方を見つけることが大切です。これも立派な、婚約指輪の楽しみ方の一つなのです。
まとめ:マナーを守って、会社でも幸せな気持ちで指輪を楽しもう

今回は、会社で婚約指輪をいつからつけるか、という悩ましい問題について、具体的なタイミングからマナー、人間関係の処世術まで詳しく解説してきました。
最後に、大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 婚約指輪をつけ始めるのは「上司への報告後」が基本。
- 職種や社風によっては着用を控える配慮も必要。
- 報告の順番は「上司→同僚」を必ず守る。
- 職場では謙虚な姿勢を忘れず、自分から自慢しない。
- TPOに応じてサッと外せる準備をしておくと、デキる社員に!
- 大切な指輪を守るため、保管用のケースを必ず用意する。
たくさんのルールやマナーをお伝えしましたが、これらはすべて、あなたが周囲から祝福され、幸せな気持ちで婚約指輪を身につけるためのものです。
一番大切なのは、結婚後も「仕事への意欲は変わりません」という真摯な姿勢を見せること。その上で、周囲への感謝と配慮を忘れなければ、婚約指輪はあなたの社会人生活をきっと豊かにしてくれるはずです。
さあ、正しいマナーを身につけて、堂々と、そして幸せな気持ちで、あなたの素敵な婚約指輪を会社で楽しんでくださいね。あなたの幸せを、心から応援しています!